昨夜は、久しぶりに琵琶湖ガイドの杉村君とご飯に行っておりました。中々お互いのスケジュールが合わず、やはりこの時期になってしまいました。こうやって、ゆっくり時間を取って色々話すのは、本当に楽しいもんです。
彼も今では年間200日以上湖上勤務する人気ガイド。さらに嫁も子供もいるので、なんちゃってではなく、本当のプロアングラーとして、この先も釣りで食べていかなければならない立場。
彼とはもう一回りも年齢が異なるので、琵琶湖ガイドのライバルというより、この先も高いレベルで飯が食えるプロアングラーとして頑張って欲しいと純粋に思っている一人。
これはあくまでも、自分の独断と偏見ですが、最近、この釣り業界を見て思うのは、モニターやプロスタッフ、テスターさんが沢山おられるが、そのテスターやスタッフになるのがゴールのように見受けられる事が多い。しかしそれはあくまでも単純なスタートに過ぎません。
そこからかなり強烈な生存競争が有り、残れる、また表舞台に立てるのは、ほんの一部の一部です。しかも、自分が頑張っていると思うのは、それはあくまでも自分の中での話で関係ありません。この世界は学校ではないので、結果や数字がベースになります。
杉村君が一人なら、自分は何も言いません。好きに釣りをして、何かあれば我慢すれば良いだけですから。大人なので。2~3日なら何も食べなくても死にませんから。
しかし、彼には家族がいる、さらに今からマイホームも欲しいなどと相談を受けたりすると、話は別。この先も釣りで飯を食べていき、家族を養おうとすると、相当な覚悟が必要です。
悪いが30歳代は、人気も出て体力も有るので、何とかなる。しかし、後何十年も食っていくには、ある程度先を見越したビジョンが必要で、彼が今の自分の年齢になった時が重要なんです。
大学の同期達が、大体課長レベルになっている頃です。さあ~その時です。子供達から「お父さん、大学に行きたい!!」と言われた時。まさに我が家ですが、二人を大学にやろうと思うと、相当なもんです。
釣りでご飯を食べていくのは、本当に大変な事。しかし、好きな事で飯が食える事自体が本当にラッキーな事なので、その中で起こる嫌な事、辛い事は全て帳消しできるぐらい、幸せなんです本当は。
なんで、24時間365日動き続けなさい。だって好きな事でしょ!!最後は、自分はいつもそう思って取り組んでいる。考え方は、モニターからプロスタッフまで同じ。時間の制約は有れど、動ける時間は全て動く。そして考える。そこに眠い、辛いは無しです。これはあくまでも自分の独断と偏見ですが、残ろうと思えばそんなもんです。
琵琶湖ガイドという職業。世の中から、色んな見方が有りますが、この先も、一つの職業として、またトーナメントとは違った、バス釣りの華やかさを演出できる一つの分野として、これからも残って欲しいと純粋に思っている。
もちろん自分達世代の琵琶湖ガイドが頑張るのは当たり前ですが、世の中から認められる一般常識を見に付けた若いガイドさん達が、これからも頑張る事で、先が見える感じです。
でも若さって素晴らしいですね~。同じ業界に居て、アグレッシブな前向きな話をしていると、こちらも色々刺激されます。さあ~自分もさらに動きますよ。