日別アーカイブ: 2014年12月9日

自然の掟、命のバトンタッチ!!

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冬場は暗くなるのが早いので、自然と家に居る時間が長くなり、くつろげるので、身体にも心にも優しい。家族でテレビを観ながら、プーマ君と遊んでおります。

そして、何気にプーマに「おまえはええな~厳しい自然界で生きてないから!!」と声を掛ける事に。そんな事を言うのは、ある出来事がありました。

湖畔で色々作業をしていると、一匹のトンビが何かを突いていたので、近づくと、そこには水鳥が横たわっておりました。

少し黙って見てましたが、とりあえず一旦助ける事に。手に取ってみると、かなり突かれており出血がひどい状態、とりあえず生きているが、もう長くはない感じでした。

その水鳥を抱きかかえながら、元の場所に戻すか、そのまま攻撃されないところに置くか、一瞬悩むも、とっさに攻撃されない場所に置いてしまいました。

そして、今も考えています。自分のとった行動を!!トンビも厳しい冬に備えて、餌がほしいはず。もしかしたら、巣には子供が居たかも。トンビからしたら、せっかく捕まえた餌を、ただの人間のエゴで奪っただけになります。

あの水鳥も、どちらにせよ結果は死ぬだろう。でも自分が手を出さなければ、トンビが食べ、その命は水鳥からトンビにバトンタッチされる事になったはず。

勝手に助けたと思うのは、本当に人間のエゴに過ぎないとつくづく思っている。

自然は本当に色んな事が複雑に重なって形成されているので、人間が手を出すならば、それは必要最小限であるべきなんでしょうね。

トンビの眼、水鳥の眼、ともに厳しい自然界で生きる野生の眼を同時にみると、色々考える事になりました。

自然は偉大で有り、時に厳しい現実を見せつけますね。