22日の琵琶湖、60UPから50UP、来たらデカイよ!!

9月22日の琵琶湖。ゲストは埼玉からお越しの難波ご夫妻。ちなみに、パパさんが指で示しているのは10。と言うのも、10年振りに琵琶湖ガイドに来られたので。

勿論、10年前にご夫妻をガイドしたのも自分。なので、お互い歳取りましたね〜!!と歳ネタで朝から大盛り上がりとなりました。

数日前の予報では台風接近で危ぶまれましたが、この日はなんとか持ちそうなので、出撃です。しかし後半は崩れるので、できれば午前でサクッと釣れるようにパターンを考えます。

今は狙ってブリブリのデカイのが狙えるパターンがあるが、リスクも高い。しかし可愛いサイズの数釣りの延長では取れない魚。10年振りの琵琶湖で、どうするか!!ご夫妻と相談した結果、ブリブリのデカイのを狙う事に。

となると、基本バイトは無いので、延々キープキャスト。普段されている霞ヶ浦では絶対にやらない水深で、軽いルアーをスイミング。基本、無の世界なので、信じれるかどうかです。

時折、ワカサギが掛かってくるので、状況は悪くありません。

ご夫妻にとって全くの未知の釣り方を延々頑張って貰っていると、ついにママさんのロッドがブチ曲がり、ドラグが鳴りまくりです。

もちろんデカイので早々寄ってきません。ママさん「船長、これ本当にバスなの!!凄い引きだよ!!」「キャットじゃないよね」(笑)

まあ〜そう思いますよね!!それぐらい引くので、今はこれを味わって欲しい!!

上がってきたのは、正真正銘のブリブリの50UP。今はセンチよりもこのクオリティの素晴らしさです。しかし、ママさん本当に頑張りましたよ。基本、バイトは有りませんから。でも来たら50UPでこのクオリティなので、それを信じてやるしか無いので。

ヒットルアーはジャスターフィッシュ3.5(野エビブルー)のネイルリグ。ネイルは1.3gを挿入です。

ベイトは回ってくればこんな感じ。まだまだ十分勝負できる状況。後はパパさんにデカイのは入ればパーフェクト。ちなみに、ママさんの先に釣れてくれたのも完璧!!

最悪、これで家庭の平和は守られた訳ですからね!!琵琶湖のバスもその辺りは空気を読んでくれたようです。

ママさんの魚を見て、パパさんもより集中力がUPした感じで、スローに、そして一定なレンジコントロールで操作していきます。すると、ついに来ました〜!!

しかも、これもさらにデカイ感じ。全く頭を向かないファイト。もう慎重に慎重に寄せてきて、遠くに見えた魚のデカさに船上は大興奮!!

その魚は61cm 3300g。パパさんの自己記録更新です。

ジャスターフィッシュ3.5gがラインが擦れない良い場所に掛かっておりました。パパさん、もう感無量。しかし人は感動を超えると、意外に無表情になります。本人より、ママさんと自分が盛り上がってましたから(笑)

ヒットルアーは勿論これ、ジャスターフィッシュ3.5(野エビブルー)&スウィングヘッド1.4gのセットでした。まさに入っているベイトのサイズとマッチ。これ、非常に重要ですね。

ちなみに、その日その日で色んなカラーやレンジ、スピードを試して、できるだけその日のベストを煮詰めていきますが、最近の傾向としては、フラッシングカラーは少しダウンしている感じですね。特にデカイのは!!

ちなみに、自分もブリブリなナイスサイズをGET。

ジャスターフィッシュ3.5(青ジャコ)のネイルリグ、ネイルはカンジーのネイルシンカー1.3gを挿入です。

その後は、ランチ取って、崩れるまえに早めの終了となりました。難波パパさん、ママさん、基本バイトが無い世界で、リスク承知の上で、延々狙い続けて貰えてありがとうございました。その甲斐あり、デカイのが取れて良かったですね。

ミスった魚も惜しかったですが!!

しかし、釣れた事も楽しかったですが、10年振りに会えて、一緒に昔話に花を咲かせながら楽しく釣りができた事が本当に嬉しく思いました。またご一緒できる事を願っております。今後ともよろしくお願いしますね。

ちなみにこの写真は10年前、ご夫妻で初めて琵琶湖に来られた時の写真。勿論若いですね!!

この時は、まさにヘビテキが流行る時だったので、午後のサイズ狙いで、ママさんが只管狙い続け、最後に50UPをGETしたのを今でも覚えているぐらい。

それぐらい、狙い続けれるママさんで、今回もやはり50UPを。その引きの力は10年経っても変わってませんでした。

そして、今回10年振りの琵琶湖行きを決断され、ご連絡を頂いた時、「琵琶湖に行くなら、杉戸さんと決めていたので!!」と言って貰えた時は、やはり嬉しかったですね。

お互い50歳前後の同じ世代を生きてきたものとして、この10年間は家庭や子供の教育が優先となり、近くて遠い琵琶湖になっているのは、十分理解できる。

自分も趣味の海釣りは、この10年間、殆どやめている。仕事をしっかりして、子供達の教育費を稼ぐのが最優先。家庭を持った以上、それは当然と思っているから。

お互い10年という歳月が流れていたが、再びこうやって琵琶湖で再開できた事は本当に嬉しく、自分がこの先も、細々ながらもガイド業を続けていくモチベーションを上げる事ができました

このブログを続けているのも同じ思いがある。その時、その時であれば、最近のSNSだけで良いし、若いアングラーはそれをうまく使っていると思う。

しかし、今は行けないけど、いつかまた落ち付いたら、船長ガイドに行きたいと思ってくれている方もいると思うので、せめて、琵琶湖の雰囲気を意識できるようにとストーリー仕立てで、色んな写真をできるだけ入れて、時間は掛かるけど、ブログを続けている。

釣果だけなら、その時、一番調子の良いガイドをSNSで見つけて、予約すればそれで良いだけ。しかし、それだけを望まないゲストさんも多いのが現実。特に40歳以上になれば!!

ブログを見続けて、またいつかは琵琶湖へ!!という思いが色んな機会で伝わってきますからね。

ちなみに、これから日本は世界で類を見ない超超高齢化社会に突入する。何がどうなるのか、それは前例がないレベルに突入するから日本の社会構造が激変することになるだろう。

激変には大きな痛手を受けるのが普通。それに耐えるには、準備が必要って事です。

しかし、自分が琵琶湖でガイドを初めて20年以上経ったが、世に中がどうであれ、自分ができる事、やりたい事にブレは無い。だから今も続けていられる。

今回、10年振りとなった難波さんご夫妻とも、仕事、健康、家庭、子供の受験、退職後など、人生の通過点における色んな話をしながら釣りをしました。

こんな機会があったので、今までの10年を少し振り返りましたが、そうなると次の10年を意識することに。自分の場合は、やりたい事は決まっているから、ひたすら続けるだけです。