これはメーカー業の経験を積み重ねてきた良い面と悪い面

先週、今若君と湖上ミーティングした時のお題が、常に頭にあって、それを今日は朝から形にする事に。

毎年の事ですが、冬の間、メインの仕事となるのがルアー開発業務。冬の間に、色々作っておいて、それをシーズン中にあれこれ試していく訳です。

この作業は、釣りにいきにくい天候の方が進むので、今年は進む感じです。

おそらく、この景色は船長ブログで幾度となく出てくる景色。ここから、13年前にジャスターホッグが生まれ、昨年のジャスタースティックに続いております

人に何を言われようと、どう評価されようと、13年間、自分はここ琵琶湖の側でルアーをデザインしてリリースしてきました。

そして、2021年1月18日、今もこうやって自分はルアーを作っております。経験値の高いスタッフに協力して貰いながらも、最終的なジャッジは自分。

だけに、歳をとった分、昔話に花を咲かせるのではなく、あくまでも可能な限り自分でフィールドに出て、最終的なジャッジを下せるようになっておきたいのが本音。

しかし、残念な事に、年々試しに作ったサンプルをリリースできない状態が多くなっている。これはメーカー業としての経験を積み重ねてきた良い面と悪い面。

性能はOKでも、どう売っていくかを考えた時、そこから先に進めないサンプルがある訳で、そこは本当に自分でももどかしい。完全なる自分の実力不足です。

今の時代、琵琶湖ガイドでも、ルアーメーカーでも、やるのは簡単。とりあえず最小限の資本でスタートできる。しかも、最初の数年はご祝儀的な注文や予約があるので、余計に楽勝かもしれない。

しかし、簡単にスタートできる分、やり続けるのは大変だと自分は思っている。自分にできる事は、昔も今も、これからも自分を信じて地味に続ける事しかできない。

ただし、自分を信じるには、中途半端はダメで、時に徹底的に自分を追い込む事が必要だと思っている。それは年齢に関係なくやる時はやらないとね。ただ、歳をとるだけなら誰でもできるしね。