2017フィッシングショー大阪、無事終える事ができました。会場に足を運んで下さった皆様、ありがとうございました。本当に充実した時間を過ごすことができたと思っております。
GETNETはオーナーばりブースの一角にコーナーを頂き、3日間に渡って商品の説明、お客様とのコミュニケーションをはかる事ができました。こういった機会は、オーナーばりの協力があってできた事、大きなイベントになると、その辺りをいつも痛感し、感謝しております。
おそらく、この3日間、フィッシングショー関連の記事が多くなっているので、ご覧になっている皆様も、またか!!と思う方も多いはず。なので自分は少し違った観点から振り返ってみたいと思います。
GETNETは設立して今年で9年目を迎える事ができました。来年は何と10周年。個人事業所の生存率は10年で約10%と言われており、10人の代表がいれば、残るのは1人のみという厳しい数字です。
特に浮き沈みの多いこの業界であればなおさら、生存率は限りなく低いのが現実。自分も、GETNETを立ち上げた時、持って3年、ジャスターホッグ、今さらなんでパドル!!売れないよとよく言われたもんです。
今回のフィッシングショー。もちろん注目はブリキン、それは間違いありません。しかし、GETNETブースにはジャスターホッグが展示されております。GETNETはここから始まりました。
そして、今回も注目のブリキンについて聞かれるのは、もちろん嬉しいです。しかし、「船長、ジャスターホッグ使ってるよ」「これ、テキサスに最高」「ジカリグで使ってます」という声もたくさん頂く事ができました。
今から9年前に生まれたルアーに対して、今現在の声を頂けるのは、それを生み出した自分としては本当に嬉しかったです。ブレずにやってきて本当に良かったとつくづく思いますし、これからも超ブレずにやっていこうと強く思いました。
また、今回の大阪ではオッチーがフィッシングショーデヴュー。しかし、デヴューと言うのは、実は厳しい世界に足を踏み入れたスタートでもあります。
各メーカーによってさまざまですが、スタッフとして、チヤホヤされて、さらに交通費からホテル代、飯代、ラストはギャラも貰う。スタッフのレベルによってはかなり手厚くなります。
しかし、今の自分は昔とは立場が全然違うので、コスト意識を強く持たざるを得ない立場。なので、場合によってはかなりドライです。横浜と大阪の規模なら、呼ぶ人数は3人と設定。それ以上は必要無し。
デヴューしても、来年ここに再び呼ばれる保証はどこにも無いので、今から必死でやるしかない訳です。なので、プロアングラーの生存率は、個人事業の生存率よりもはるかに低いでしょうね。本当に超必死でやってトントンですね。
将来、もし自分が社長になり、こういったイベントをするとなった時、そのコストに驚愕すると思います。本当にする意味があるのか!!この経費をどうやって取り戻すのか!!マジで頭が痛いですよ、本当に。
理解しないといけないのは、出展しているメーカーは釣り具を売って、営利を追求する集団。学校や釣りのサークルでは無い事を強く認識する必要があります。赤字が数年続けば、簡単に倒産です。と言っても、プロアングラーでも本当に理解している人は一握り、だから残るのは一握りって訳です。実にシンプルですね。
昔、GETNETを立ち上げた時、知人から言われ事が「今からかなり大変やけど頑張れよ。社長は 会社で一番長く仕事するから、社の長なんや~!!それさえ肝に命じていればできるわ!!」と笑いながら言われた事を今も覚えている。
まあ~気が付けば、寝る間も惜しんで動いていた気がします。しかし、そうやって動き続けていると、その意思を受け継ぐ、スタッフが周りにいるようになり、一緒に動けるようになったのは、40歳後半を迎える自分にとっては心強い。
自分も、色んな人に育てて貰い、今もまだまだその過程。しかし、反対にGETNETを一緒に盛り上げていこうと思ってくれるスタッフの成長を見るのも、また楽しく、逆に刺激を貰えている。
それと同時に、やはり勇気づけられるのは、使って下さっているユーザー様の存在。この存在があって始めてGETNETが存続できる訳ですからね。今回のフィッシングショー大阪でも、本当に色んな生の声を聞かして頂く事ができて良かったと思っております。
次は、キープキャスト。もちろん全力で取り組んでおりますので、是非カルティバ&GETNETブースに足を運んで貰えればと思います。