今日のガイドは台風の為順延。なので朝から延々内勤業務。そして台風となればやはり船が気になるので、休憩ついでに船を見に行ってそれなりの準備。
やはり仕事道具の前に好きなので、気になる。本当は家のガレージに入れれば最高なんですが。
ちなみに、この写真は5月にアメリカに行った時に見てきたNEWモデル・リンクス。今、一番自分が気になっているモデル。
ビーフリークの橋本さんの撮影、さらに実際のドライブを感想を聞いて、妄想の世界に浸る自分。まあ~大人になっても、これだけ気になるものが有るのは、本当に幸せな事。
仕事の合間に、カタログを見たり、WEBをチェックしているだけでも楽しいもんです。
ちなみに、この写真は初めて当時のフルサイズバスボートを購入した時のもの。日付も入っており、1992年10月。今から約25年前。一緒に居るのは、もちろん今の嫁さんですよ。
その時は、50万の中古車を買うのにも必死になって貯めていたのに、このボートの時は確か中古で350万だったかな。殆どフルローンで、色んな意味で大変だったけど、かなり楽しかった。
もちろん、休日は釣りオンリー。宿泊も100%車中泊。食べ物は、家でおにぎりを作り、少し贅沢をして、ホカ弁の焼き肉弁当。普段は食べてものり弁オンリー。例え自分は食わなくてもボートのガソリンだけは入れるようにしていた。
ホテルや外食は贅沢極まりないと思っている。外食や宿泊は、それに見合うか稼ぎができてから。今もその気持ちは大いにある。
また当時は周りも皆そんな感じ、今、一緒に琵琶湖で頑張っているガイド仲間も皆同じ感じでやってきた。今、見渡せば、残っているのは、親が凄いボンボンか、その時、車中泊手弁当で頑張ってきた仲間のどちらか。
まあ~そこまでしても、バスボートの釣りに憧れ、バス釣りが好きだった。
そして、念願のフルサイズバスボートを手に入れて、4年後の1996年。次は車を購入。ハイラックスサーフ。この車も自分のプロアングラー生活を一緒に歩んできた大事な道具でした。ちなみに、写真は、サーフがフルモデルチェンジ後すぐに購入したので、雑誌の取材となった訳です。
今も昔も周りはランクルが多いが、かなりの高級車。当時20代の時、同世代がランクルを乗っているのが、本当に不思議で仕方無かった。今の年齢なら解るが、20代で、どうして。話してても、頭は斬れない、顔をみても稼げる雰囲気は全くないのに。
それに比べれば、自分は能力が無いのか!!40代にしてようやく本当に好きなSUVを乗れるようになった。サーフを購入してから20年近くたってしまった。
自分は本当に好きなボートと車に出会い、乗れるようになるまで長い年月が掛かったと思う。しかし、最初に乗った時と同じ気持ちで居れるのは、本当に幸せかもしれない。
時間は掛かろうと、一つ一つその時の自分の背丈にあうような物を買う。また欲しいものが自分の背丈に合わないなら、合うように自分を成長させ、その時が来るまで我慢する。そうなった時、不思議とすんなり自分の側に来てくれる気がする。
恰好良いボート、車が欲しい、またこんな風になりたいなど、若い子やゲストさんから相談を受ける事もちらほら。欲しいと思う事は素晴らしい事やと思う。欲しいものを手に入れる、なりたい自分になる。そんな思いは、誰しもある
こんな自分で恐縮ですが、アドバイスするなら、単純ですが、「諦めない事」それに尽きる。最大の敵は世の中や、貧乏に生まれた自分の不運ではなく、「どうせ無理」と思う自分自身の中に居ますから。
「どうせ無理」少しでもそう思った瞬間からもう無理なんで、何も思わず生きた方が良い。それが賢明です。
さらに、もう一つ、まさに自分の場合ですが、特に裕福な家に生まれた訳でもなく、センスも頭脳も凡人な人間が何かやろうと思ったら、何かを犠牲にしないと手に入らない。残念ですが、それが凡人に生まれた宿命で有り、バランスです
人並みに8時間寝て、週に2日間休みを取って、さらにそこから何か欲しいと思うのは、なかなか難しいかなと思います。
台風前のひととき。仕事の合間にバスキャットのカタログを見て色んな事を思い、戯言書いてみました。あくまでもこれは自分の独断と偏見ですので、悪しからず。