天候的に月に数日しか出れない冬の日本海。まずは出れる日は全て行く覚悟で、天気図と睨めっこが続く日々。
そして、1月21日、前日までは5〜6mの波が有りましたが、この日は波がドンドン落ちていく天気だったので、午後からアタックする事に。
狙いは、ヒラマサと自分のボートで釣った事がないシーバスの2本立てのみ。だけに魚探掛けなど、探す事がメイン。さらにシーバスに置いては自分の経験値が低いので、簡単に撃沈する可能性は大。だけに一人アタック。
前日までの大時化で水温がかなり下がっており、ついに海も一桁代に突入。そのせいか、感度が悪く、なかなかここぞというエリアを導き出せない状況が続きます。
ハマチやサゴシの反応はあるが、この日は全て無視。デカイのが入りそうなスポットを集中して探っていきます。
そして、ついにヒット。最初は、それ程大きいサイズとは思えないファイトで。余裕をかましていると、「あれ、全然浮いてこない?」「何これ?」という感じになり、一気に慎重レベルに突入。
水温が低くなると、ヒラマサもブリっぽいトルクフルなファイトで、一気に走らない感じなので、鰤かな?と思ってました。
しかし、途中から強烈なファイトで、タックル的にほぼ限界レベルに到達。魚探を見ながら、少しずつ根から外し、浮かして持久戦に持ち込みます。
そして、かなりの時間をかけて無事捕獲成功。流石に浮上してきた魚体を見て、大興奮。紛れもないデカイヒラマサ。とりあえず、一人でランディングするしか無いので、必死のパッチ。
捕れた時は、もう感動の嵐で、見渡す限り誰もいない日本海の海上で一人で吠えました。
自己記録更新となる91cmのヒラマサ。この福井県小浜海域では、正真正銘のビックサイズです。福井小浜は京都の丹後沖とは違い、中型サイズまでが多い海域で80cm超えるサイズは本当に難しい。
だけに、遠征ではなく、あくまでのこの小浜沖で何とか仕留めたいと昨年から、ひたすら拘って頑張っていたので、余計に熱いものが込み上げてきます。
ヒットルアーはカルティバ・撃投ジグレベル60g。昨年から自分の中では、一番ヒラマサ捕獲率が高いジグになっております。
大型サイズが少ない小浜海域で、さらにハマチではなく、ヒラマサに的を絞って、できるだけ効率よくデカイのを釣りたい、その方法はあるのか!!
これが昨年からこの海域でボートスタイルを初めた自分のテーマで、今後もさらに追求していきます
まだまだ経験値が低い自分ですが、昨年から一年間、この海域でヒラマサに絞って追ってきた中で、自分の中で見出せたのは、やはりライトジギングの存在です。
多分、潮の影響力と食べている餌を考慮すると、100gまでのジグと細いライン、まさしくライトな存在はかなり大きいと自分は感じております。
それと、まだまだ未開拓なポイントは山盛りあると感じているので、それを探す出すのが、今は楽しくて仕方ないです。バスでも同じですが、「魚を探す」ここのプロセスが本当に自分は大好きで、その舞台が大きくなればなる程燃える。
だから、琵琶湖と日本海という広大なフィールド。アングラーとしては勿論ですが、船長業としても残りの人生を掛けて追求していきたいと思っております。今後を楽しみにしておいて下さいね。
船長使用タックル【日本海ライトジギング】
ロッド:シマノ・GAME typeLG S631R
リール:シマノ・ツインパワー4000
ライン:PE1.2号 リーダー:フロロ20LB
ルアー:カルティバ・撃投ジグ・レベル60g
フック:カルティバ・ジガーライト段差ホールド2/0