数字をみながら思うよ、色々と(笑)

今年の寒さは半端ない、今日も朝から爆風となっております。そんな中で、昨夜から毎年の恒例作業に従事しております。と言っても、書類を集めるぐらいで、後は税理士の先生にお任せするので、昔みたいに何日も掛かる事は無くなりました。

しかし、問題は数字の内容。いつも思うのは、販促費の割合。GETNETに関してはソフトベイトしかないので、その中で販促費を賄う必要がある訳です。

他業種、例えば通販業界や化粧品業界では販促費の占める割合が高いですが、おそらくこのルアー業界もかなり高いと思います。

イベント一つにとっても、小さなメーカーにとっては必死に経費を捻出している状態で、単日の数字だけで言えば、行かないのが一番。しかし、そこは販促の意味で行きますが、帰った後は、もう実はヘロヘロな状態って時も多いのが現実です。

プロアングラーとしてなら、自分がまさに広告塔で、各メーカーの活動を通して自分をアピールしていくのが近道。もし大手メーカーなら、日当や交通費が出る事が多いので、大赤字にはなりにくい。さらに、ボート&車以外に借金も早々する必要がありません。

しかし、自分でメーカーをやるとなると別。日当、交通費、その他経費は誰も出してくれません。もうそこは全然違います。単日で言えば、スーパー激赤字です。遠征となると、行く前から頭がクラクラします。

ここ数年、色んな若いアングラーから、自分のメーカーを持つ事の相談を受けますが、基本、まずは超マイナスからスタートする意味と覚悟を持てるかどうかです。

さらに、ビジネスとして成功する可能性は決して高くはありません。

まあ~どんな世界でも同じですが、常に自己投資しておいた方が良いですね。いつなんどきどうなるか解りません。矛盾かもしれませんが、釣りでご飯を食べるのに、釣りだけしてて良い枠はこの国でMAX5人ぐらいかな!!

しかし、それも何の保証も無りません。例え大手メーカーの看板でも「バスはもういいから、海をやって」と方針が変わる可能性はあります

琵琶湖ガイドも契約プロも釣りだけでは、しんどくなる。

後は、生まれ持った環境&資産次第ってところですね。自分みたいに資産&環境がゼロで、自ら稼ぐ必要がある人は、自分の釣りを追求するだけでは、50歳を前に失速する可能性は非常に大きいかな!!

しかし、好きやからできる事も多いので、自分は全く後悔していない。

春はもうすぐそこまで来ております。人によっては新たなスタートを切る人も、また環境が大きく変わる人も多い事でしょう。

そんな方へ、琵琶湖のおっさんからのメッセージです。

「過去にこだわる事にあまり意味はありません、それよりも重要なのは、未来に働きかける事」

過去は起こった出来事に対する現在の解釈に過ぎません。しかし、未来がどうなるかによって、過去や現在の解釈はいくらでも変わってくるもんです。

「時間は未来から過去へ流れる」という時間感。自分は大好きです

寒波の中、貸借対照表をみながら、自分にも言い聞かせております。よ~し、赤字上等じゃ、来月からガンガン突き進んでやります。

この文章の中身は、あくまでも自分の独断と偏見ですので、ご理解の程宜しくお願い致します。