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船の面倒を見るのは大変、軋む音は生きた心地がしない

本来なら、日々更新するべきブログも、なかなか手が付けられない状態が続いており、見に来て頂いている方にも本当に申し訳ありません。

今年の夏は、しっかりイカをやろうと決めていたので、8月においてはソルトのみに集中して、昼便と半夜便の2便体制を、一人でこなす日々、24時間で海にいる時間は16時間。とりあえず釣果もさることながら、安全第一の航行を最優先して、取り組んでおりました。

そんな生活では、わずか数時間の睡眠時間を確保、さらに間の隙間時間で、SNSを更新するのが、精一杯でした。そんな夏が少し終わろうとしておりますが、さらに厄介なのが台風接近。

そして、今シーズン一発目の台風接近。小浜に影響が出るのは火曜日、しかし日曜日までガイドが入っているので、準備ができるのが月曜日のみ。

なので、超バタバタ。またそんな時に限って予期せぬ事が起こり、さらにバタバタとなりました。

先輩船長達は、経験上回避パターンが決まっているので、慣れたものですが、自分はそうもいかず、考えながら行動する感じで、まさに試行錯誤しながらって感じ。新たにロープの追加など、いくらやっても心配は尽きません。

船をつなぐ命綱、ロープもさる事ながら、このブイが切れれば、もう終わり。あとは祈るのみです。

まさに突風時にロープにかかる負担は相当なもので、ロープが軋む音は生きた心地がしません。

1番、強い時間帯はもう見守るのみ。何か起これば、もう人の力では、何もする事ができませんが、この風速で、船がどのように動き、またどのロープにどれぐらい負担がかかるのか?それも経験なので、過ぎ去るまで、全て自分の眼で確認する時間となりました。

今までの琵琶湖ガイド時なら、マリーナに置いてあるので、被害があっても、カバーが破れるのみ、何かあっても10万程度。特に心配する事がない25年間でした。

しかし今の自分の環境では、桁違いに危険。まさに海において、船の面倒をみる事の大変さを、今見にしみております。マリーナに置ければ、琵琶湖時と同じ何も問題無しですが、その他の係留となれば、常に危険と背中合わせ。

特に日本海は危険。秋の台風、冬のシケと雪、沈む要素が盛り沢山です。何かあれば、簡単に数百万がぶっ飛ぶ世界なので、色んな意味で覚悟が必要です。

とりあえず、今回の台風は何もなく過ぎ去ってくれましたが、来週もまた来るかも。また次に向けて準備が必要です。

ちなみに、夏の間に超蓄積された疲労と睡眠不足、そして台風時のバタバタで、船の安全が確保された瞬間から自分の電池が完全に切れて、強風によるキャンセルもあり、今は延々寝れる感じ。

25年以上に及ぶ自分のガイド人生で、昼夜に及ぶ初の2便体制となった今年の夏、慣れるまで相当大変な感じですが、なんとか事故なく、持ってくれた自分の身体に感謝です。とりあえず、昨日から寝まくったので、ぼちぼち仕事を再開します。

最後に、色々アドバイス頂きました先輩船長の皆様、何かと手を貸して頂いた遊漁船仲間、急なお願いを快く聞いて頂いたマリーナの方々、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

これぞ我が家の玄関(笑)

今日は数日ぶりに自宅に帰ってきた。しかも明るいうちに帰ってきたので、少しノンビリできた感じ。自宅では、ワンとニャンが玄関で仲良くお昼寝。今からの季節、下が冷たい玄関がお気に入り。

さらに、シマノからロッドが届いており、まさに今からの季節に使うロッド、早速池原で使おうと思うロッド。

まさに、こんな感じの雰囲気が、我が家の玄関。さらに、封筒、書類、荷物が届いており、まずは中身の確認作業から入るのがルーティーンワーク。

今月は、本当に色んな事が有り、目まぐるし日々で、釣りもあまり行けて無かった。良くも悪くも、今までに経験した事がない出来事が殆どで、色んな意味で刺激的でした。

しかし、常に刺激的過ぎると、それはそれで疲れるので、家に帰ると、安心できる。

来月からは、流石に釣りを再スタートさせます。琵琶湖、日本海、リザーバーを巡る日々になりそう。また、今年からは、ガッツリ、イカもやりたいと思っており、昼と夜の交代勤務になるでしょうね。

来月からは、既にイカの問い合わせも来ておりますが、当面は、24フィートのボートでやる予定です。真夏の週末はチャーター船で、日本海の夜遊びを楽しみましょうね。

さあ〜明日から準備に取り掛かります。

連休前半は寒すぎる!!人生初の釣りに挑戦!!

大型連休もいよいよ後半という事で、天気的には、今からの方が良い感じに思えますが。船長ガイド、前半は何故か?オール琵琶湖勤務に勤しんでおりましたが、天気的にはもう最悪で、寒過ぎる。

そんな中でも、連休初日は特に寒かった。ゲストさんは関東からで、ようやく遠征組の方々からの予約が入り始めた感じです。

しかし、この日はゲストさんにとってかなり過酷になりました。スタートの時は、まだ雨も小雨で、支障なしの程度。

ちなみにゲストさんは、人生において釣りを初めてスタートされたようで、新幹線でスピニングを一本だけ持参して、人生初のバス釣りに挑戦される日。

しかし、今の琵琶湖、今からバス釣りを始められる方には、かなり厳しい湖となっております。釣れればデカイかもしれませんが、その前に、殆ど反応がありません。一度ミスると、次が無い。

これでは、練習ができない。今年は、稀にみる難しさで、ガイドとしても、本当に辛い日が続いております。

ちなみに、この日は時間が経つにつれて、雨足も強くなっていきます。そんな中、頑張ってキープキャストして頂きましたが、反応は一切なく、寒さもあり、午前中で終了とさせて頂きました。

少ないチャンスを確実にものにできる程、慣れていれば良いですが、今から練習する人には、今年は辛い状況です。

この寒さがなくなり、気温&水温ともに落ち着いてくれば、この難しさも、ましになってくると思いますが。結果的には、今年の春は、過去に例がないレベルで難しいの一言です。

釣り人として、記録を狙うのも楽しさの一つですが、その他にも、釣りというレクレーションの一つとしてのレベルでも琵琶湖を楽しんでほしいところ。今は、アフター回復に期待ですね。

と言う感じで、前半は、超苦戦な琵琶湖勤務となっております。