船長日記」カテゴリーアーカイブ

19日 琵琶湖でシマノテストDay 電話やメールだけでは限界もある?現場は偉大?

11月19日【琵琶湖バス釣り】今日はシマノチームとの湖上テストで、少しゆっくり目のスタート。この時点で既に暑いぐらいとなり、11月後半とは思えない天気となっております。

テストとなると、勿論お題がある訳で、それに見合うようなエリアをセレクトして、釣っていきます。となると、今日は南湖をセレクトです。

皆んなで延々フルキャスト。このピーカン・ベタ凪では、かなり難しい状況となりますが、お構いなくキープキャストです。もし、釣るだけなら、ジャスターフィッシュ3.5のDSで楽勝ですが、今日はそのタックルを持参無しです。

ちなみにこの後も、一向に風は吹かず、気温はドンドン上昇する一方でした。

そして数カ所目で、ドスンとヒット。そのファイトからナイスサイズ?

ナイスサイズをゲット。この状況でよく喰ってくれました。これで大きなお題はとりあえずクリアーです。果たして、この結果がどうなっていくの?楽しみなところ。

さらに、可愛いサイズはポコポコ釣れ、とりあえず一段落。そして、お次はしっかりと湖上ミーティング。毎度の事ですが、電話やメールでは意思疎通には限界があり、やはり時には経費をかけても、ともに現場で取り組む事は非常に重要。

自分の場合、ほぼ毎日釣りをしている現場主義。なので一緒に仕事をする場合、その仕事相手が、ともに現場に出向くか出向かないか?ここは本当に大きなキーになる。電話だけなら、こちらも電話で済ませるのみ。そこに熱量が発生するかどうかは別問題。

風が出てからは、かなり良い雰囲気が出てきて、やはりデカイのが来るも、数回頭を降って、あっさりフックオフ。取れるにこした事は無いが、自分の中では反応した事だけでも大きな意味があります。

結果はどうであれ、釣りをしながらも、シマノと色々情報交換ができ、お互い有意義な時間になりました。自分よりも一回りも違う若いスタッフ達が、こうやって予算を使って、上司に許可をもらって、現場に来てくれるのは、本当に嬉しい事です。

自分も立場が変われば、メーカーの立場、やはり今の時代、かなり経費や対費用効果を考えて動かざるを得ない状況は百も承知。だけに、自分も、意味があった、費用効果があると思われる活動や結果を出していくしかありません。

自分の年齢をリアルに受け止めた時、その効果が無くなれば、こうやって一緒に何かをする事は自然と無くなっていくもの。それが普通な流れです。メーカーは釣り技術向上委員会では無いので。

メーカーと一緒に何かをやる場合。商品開発能力や情報もさる事ながら、市場への影響力は一番見られるところです。

この世界で生きていく以上、30歳や40歳ならできて当たり前ですが、50歳になった今、今後どこまでそれを維持できるのか!!というか、さらに伸ばす為にはどうすれば良いのか!!常に自問自答する自分がいます。

日々、常にそんな事を考えながら生きていると、今日のように一緒に仕事ができた事に感謝できます。好きな釣りでご飯を食べていくなら、時にはリスク承知で挑戦もいとわず、また同時に釣り以外の事もしっかり取り組んでいくしかありません。

そして、その全てを仕事と思わず、楽しむ事が重要だと自分は感じております。

今日はそんな事を再確認できる1日となりました。シマノのスタッフ達、1日お疲れ様でした。今後ともよろしくお願いしますね。

 

常に理想と現実の狭間で考える日々は続いております

今日は、午後からサンプルのテストで湖畔業務。どうしてもガイド業が忙しくなると、止まり気味になり、今からの時期が開発業務となる。誰とも話さず、黙々とサンプルをテストしていくこの感覚、久しぶりで新鮮な気持ちになる。

しかし、毎回思うが、ルアー作りはこの時が有る意味楽しい。自分が思い描くルアーを作る事だけに集中できるから。しかし、今までとこれからは変わりそう。

今、テストしているサンプルもいつか発売すれば、その先は数字の世界になる。もし売れなかったら、誰が最後の責任を取るの。そしてどうやって!! 勿論、ゲットネットは自分のものだから。そこは全て自分。笑って済ませる事はできない。

ゲットネットを設立して12年経つが、常に理想と現実の狭間で考える日々は続いており、有る意味、今の方がプレッシャーははるかに大きくなっております。

来年は、自分が思っているより、色々変わりそうなので、自分もできるだけ、勉強と準備に励もうと色んな思いを巡らせております。

 

「釣れればOK」は20歳代まで?カメラを背負う意味は!!

昨日は、超メジャーフィールドになった五三川に行っており、日の出から日の入りまでみっちり歩きまくりでした。
目的は「ルアー合衆国」のTVロケですが、この写真を見て貰えればわかると思いますが、自分はロッドを持っておりません。

仕事的には裏方となる鬼のディレクター業がメインで、釣りは一切しておりません、と言うか持っていきませんでした。

今の自分の立場的には、プロデュースからディレクション、時には撮影まで適材適所で、自分でやります。まさに自分の仕事は多種多様です

今回のTVロケは、今までの中で、一番若いタッグ、セイゴとケイタに出て貰う事に。ちなみに、彼らのお父さんと自分がほぼ同じ年齢らしくです。気がつけばそうなりました。未来を見据えてとは大袈裟ですが、今後の事も含めて、自分は一切出ず、ディレクター業に専念です。

この写真は、挨拶の場面。ここから既に仕事は始まっており、いかに噛まず、スムーズに、限られた時間で、話せるか!!
もし、これからも頑張っていきたいなら、ここからきっちり出来ないとダメなんです。

今回も勿論、数回撮り直しです(笑)

メディアに露出する。その意味をきちんと理解できれば、釣れればOKとはいきません。他社は知りませんが、特にゲットネットにおいては、最後の数字まで全てを見ている自分が代表なので、かなり厳しく効果測定をしており、釣れればOKとは程遠いです。

自分がこの年齢までやってこれたのは、それなりに意味がありまして、「釣れればOK」という考えは20歳代までです。それ以降は社会のしくみを重々理解して動く事が重要です。

釣れても、きっちりその説明ができているか!!レンズの向こう側おられる視聴者に伝わるのか!!。それができないなら、釣れても効果半減。さらに言えば、マーケットを刺激できるかどうか!!最後の最後は数字をみる事になります。

そういった事も含めて、これからの若いスタッフには、何故自分がカメラを背負って釣りをするのか!!の意味を重々理解して欲しいと思い、今回もあえてディレクターとしてロケに参加しました。

そして、ロケの内容的には、厳しいながらも、風とカレントが絡む短いジアイを的確に捉えたセイゴが見事にデカいのを当てました。まさにこの魚には痺れました。二人でハイタッチするなど大興奮、まさにロケの醍醐味です。

ヒットルアーはジャスターフィッシュ3.5(コアユ)のダウンショット。フックはバマスフック#4で、スナッグレスを重視したフックセットで攻略しておりました。

その他にも、ポンポン釣れているので、来月の放送を楽しみにしておいて欲しいですね。

ラストはロケの反省会で飯へ。50歳のおっさんと20歳代のセイゴ&ケイタ。他から見れば親子か!!しかしこうやって一緒のご飯を食べれるのも、何かの縁があっての事。こうやって彼らの話を聞いているだけで、若い子達がどのような趣向で行動するのかなど、参考になる事が多い。

普段から、ゲットネットのキャップを被り、ゲットネットのワームで頑張って釣ろうとしている光景をSNSで見ていると、純粋に嬉しいし、自分も熱くなれる。ゲットネット代表の立場では数字も意識して、時に彼らにも厳しい判断をせざるとえないし、厳しい言葉も言わざるとえない。

しかし、この年になって改めて思うのは、自分に関しては「言われているうちが花」です。まだ今から何か吸収し、さらにステップアップする可能性を感じるから言う。もうそれを感じなくなれば、言わなくなるもの。

まあ〜そんなこんなで、色々思う訳です。でもつくづく思いますね〜、こうやって今、彼らと一緒に仕事ができる。これも何かのご縁があっての事。これからもこの縁を大切にしていきたいと思う。

セイゴ、ケイタ、今回は本当にお疲れ様、そしてありがとう。これからもゲットネットをよろしくお願いしますね。