同じ遊漁船でも全然違うよ、琵琶湖と海???

9月に入っても、何気にご予約を頂ける半夜イカメタルですが、ゲストさんにとっては、時期的にもラストイカメタル。しかし、今年の小浜沖は全体的に渋く、釣れ始めたのは8月のお盆からで、釣り人のテンションとズレがあり、なんとなく勿体無い気がする船長です。

先週の週末も、反応は悪くない感じ。

サイズも、余裕の大剣が混ざるなど、全体的にサイズが良い夜となりました。

頭は20杯超えで、反応が続いたので、ゲストさんにとっては楽しいラストイカメタルになった感じです。

しかしこのイカメタルも、船長として横で見ていると、参考になる事が多く、差がつく釣り。この日もやはり顕著に差が付いておりました。

どこで、誘って、どこで食わせるのか? 誘いと食わせのイメージや、その間が自分なりに理解できていないと、やはりバイトが遠い、かつ無駄が多いように感じました。

最終的には、そのイメージができており、自分の中で、数パターンのアクションがあれば、余計な事をせず効率的に釣っていける感じです。

そんな半夜イカメタルを終えた数時間後には、お次は昼便で再び小浜沖へ向かいます。プランはアコウとライトジギング。結果的にはライトジギングはイマイチで、アコウがメインとなりました。

サイズ的にはナイスサイズが混ざるも、台風前と比べると、バイト数は減っている状況。これは、季節の変わり目に入り、魚のポジションに変化が出てきた感じ。

この辺りは昨年と同じなので、またデカいアコウが溜まる場所を探すのが、船長としては楽しみの一つ。釣るのはゲストさんで良い。

季節が変われば、アレが変わり、アレが変わると、コレが変わり、ここに付くはず。そこはバス釣りと同じなので、自分の仕事です。

そして、半夜から昼便を無事終え、その日は半夜無し。そんな時は早く家に帰って夕方6時過ぎにはシャワーを浴びて、日本海の夕焼けを見ながら、一息。この写真はその時に撮ったもの。

半夜がないだけで、凄い自由を貰った感じで、安堵感もあり、また達成感もある。同じ遊漁船業と言っても、今は24時間体制。今までの25年に及ぶ琵琶湖ガイドとは大きく異なるところ。

同じ遊漁船業という括りとなる仕事でも、琵琶湖と海は、本当に大きく異なり、その差に最初は困惑したが、今はそれがどんどん楽しくなってきている自分がいる。

今は常にアップデートしている自分がおり、50歳を超えてそれを実感できている事が嬉しく、さらにそれで家族を養えているところがやりがいになっている。

知り合いの船長の話という感じで、見たり聞いたりして、遊漁船の船長のあれこれを言える人はいるかもしれないが、おそらく本当のところは解る事はないだろう。

しかし、自分は25年以上琵琶湖ガイドで稼ぎ、さらに今から日本海の遊漁船もやっていく。全て、他人の話ではなく、自ら経験していく事になる。

琵琶湖の船長と日本海の船長、いずれも趣味ではなく、ガチの職業として経験していくのが今の自分。そこから発する言葉は、全て経験から話すので、リアルそのものになるだろう。

職業として遊漁船はどうなの??琵琶湖と海ってなにが違うの?? 何気に聞かれる事が多い自分ですが、もっとキャリアを積んだ時、自分の経験から言える時が来るかもしれない。今は、まだまだ修行の身、地道に取り組んでいきます。

 

 

船の面倒を見るのは大変、軋む音は生きた心地がしない

本来なら、日々更新するべきブログも、なかなか手が付けられない状態が続いており、見に来て頂いている方にも本当に申し訳ありません。

今年の夏は、しっかりイカをやろうと決めていたので、8月においてはソルトのみに集中して、昼便と半夜便の2便体制を、一人でこなす日々、24時間で海にいる時間は16時間。とりあえず釣果もさることながら、安全第一の航行を最優先して、取り組んでおりました。

そんな生活では、わずか数時間の睡眠時間を確保、さらに間の隙間時間で、SNSを更新するのが、精一杯でした。そんな夏が少し終わろうとしておりますが、さらに厄介なのが台風接近。

そして、今シーズン一発目の台風接近。小浜に影響が出るのは火曜日、しかし日曜日までガイドが入っているので、準備ができるのが月曜日のみ。

なので、超バタバタ。またそんな時に限って予期せぬ事が起こり、さらにバタバタとなりました。

先輩船長達は、経験上回避パターンが決まっているので、慣れたものですが、自分はそうもいかず、考えながら行動する感じで、まさに試行錯誤しながらって感じ。新たにロープの追加など、いくらやっても心配は尽きません。

船をつなぐ命綱、ロープもさる事ながら、このブイが切れれば、もう終わり。あとは祈るのみです。

まさに突風時にロープにかかる負担は相当なもので、ロープが軋む音は生きた心地がしません。

1番、強い時間帯はもう見守るのみ。何か起これば、もう人の力では、何もする事ができませんが、この風速で、船がどのように動き、またどのロープにどれぐらい負担がかかるのか?それも経験なので、過ぎ去るまで、全て自分の眼で確認する時間となりました。

今までの琵琶湖ガイド時なら、マリーナに置いてあるので、被害があっても、カバーが破れるのみ、何かあっても10万程度。特に心配する事がない25年間でした。

しかし今の自分の環境では、桁違いに危険。まさに海において、船の面倒をみる事の大変さを、今見にしみております。マリーナに置ければ、琵琶湖時と同じ何も問題無しですが、その他の係留となれば、常に危険と背中合わせ。

特に日本海は危険。秋の台風、冬のシケと雪、沈む要素が盛り沢山です。何かあれば、簡単に数百万がぶっ飛ぶ世界なので、色んな意味で覚悟が必要です。

とりあえず、今回の台風は何もなく過ぎ去ってくれましたが、来週もまた来るかも。また次に向けて準備が必要です。

ちなみに、夏の間に超蓄積された疲労と睡眠不足、そして台風時のバタバタで、船の安全が確保された瞬間から自分の電池が完全に切れて、強風によるキャンセルもあり、今は延々寝れる感じ。

25年以上に及ぶ自分のガイド人生で、昼夜に及ぶ初の2便体制となった今年の夏、慣れるまで相当大変な感じですが、なんとか事故なく、持ってくれた自分の身体に感謝です。とりあえず、昨日から寝まくったので、ぼちぼち仕事を再開します。

最後に、色々アドバイス頂きました先輩船長の皆様、何かと手を貸して頂いた遊漁船仲間、急なお願いを快く聞いて頂いたマリーナの方々、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

動画を公開 痺れる一本、真夏の津風呂湖50UP【津風呂湖バス釣り】

8月27日三重放送「ルアー合衆国」を放送された内容を動画で公開です。普段、琵琶湖でバス釣りのフィッシングガイドをしている今若ガイドが真夏の津風呂湖に挑戦します。

数を釣りながらも、タイミングをはかりサイズを狙っていく作戦。そしてドラマフィッシュ。果たしてどんな釣り方で攻略したのか?是非、動画をご覧になって頂き参考にして貰えればと思います。