船長日記」カテゴリーアーカイブ

油でベトベト、匂いもヤバい中で。

ショップ様からご依頼頂いているオリカラのサンプルが続々と上がってきており、その内容の確認、また発送等で今日も朝から動いております。

サンプルが上がってきたら、まずは自分の眼で確認するべく、実際水辺でキャストして、水中での様子を確認します。カラーサンプルと言えども、どんな感じなのか、気になりますからね~!!

また場合によっては、ショップ様と一緒に考えるケースも有り、このカラーも少しこちらでアレンジさせて頂きました。

また、ここから訂正が入るのか、OKなのか!!それともキャンセルか!!それは今から。しかし、こうやってオリカラの注文を頂けるのは、本当にありがたい事です。

新製品ではなく、世の中にリリースされてから既に7年も経っているソフトベイトですからね~!!これからも、流行に流されず、息の長い商品作りを頑張っていきたい。

今、手を油まみれにして、さらに変な匂いが充満している工房の中で、一人で地道に作業しております。

寒くなったら、この仕事に集中!!

今日は、湖上勤務が無くなったので、ルアー作りに専念。シーズン中は、やはりフィールドワークが多くなるので、まとまった時間が取れない今の環境。

なので、今から春までに思いつく限りのサンプルを作って、春からのテストに間に合わせたいのが理想。

今、まさにファイナルを迎えるブリキンJrも、ただにリサイズではなく、サイズダウンしても、ブリキンはブリキンらしくを念頭に絶妙な感じで、いじっており、自信を持って世に出す事ができます。

さらに今年は、他のアイテムも同時に作っているので、結構大変な状況。今日は、自分の中で、企画部長兼製造部長の立場なんで、まだ楽しい要素が満載。

しかし、これが営業部長の立場になると、楽しいより大変が先に来る。

お付き合いのある会社を見てても、製造と営業は立場が違うから、考え方も多少なりとも変わってくる。ええもん作っても、勝手に売れる時代でもないし。

普通のものでも。時代が合えば、勝手に売れる時もあるし、色々考えてしまいます。

と言っても、今作っているルアーを、春になれば、あの場所、こうやって釣れば、デカいのが釣れるかな!!と想像するだけでも、やはり楽しい。仕事を楽しいと思える瞬間が多いのは、本当に幸せな事です。

さあ~バシバシ作りますよ~。

20数年前にサンラインのイベントから

11月12日(日)は旧吉で開催されたサンラインバスファンカップに参加してきました。当日は、サンラインの契約テスターとして、さらに、GETNET&バスキャット・ジャパンのメーカー出展もあわせて、参加させて頂きました。

普段、よくあるメーカー単体でのイベントではなく、色んな協賛メーカーもあると、やはり賑やか。さらにバスボートが沢山並ぶと、格好良いもんです

イベントに呼んで頂けるうちはできるだけ参加しようと思いますが、参加すると、スケジュールがハードになる辺りは、昔も今も変わりません。イベント前後に移動日を作れる人が本当に羨ましい。その辺りは、自分の甲斐の無さを痛感します。

今回のイベントの前後も予定がパンパンで、日帰りコース。なので、旧吉に向けてスタートしたのは、当日の午前3時。もちろん、それまでも事務仕事をしているので、一睡もせず。まずは、ビーフリークから最新艇リンクスを搬出。

タホにつなげて、電装回りをチェック。そしてナビをセットしますが、ナビも100%信用できません。

なんせ、車とボートをあわせて約13m。簡単には回転できないので、小さな道を案内されると、もう後戻りできません。まずは行く前に、地図で確認して、おおよその道筋を頭に入れて現地に向かいます。

そして、旧吉には早朝6時過ぎに到着。一週間前に関東遠征を終えた後なので、この距離は近所過ぎる距離。あっと言う間に到着です。

近所にしても遠保にしても、どちらにしても夜間の徹夜ドライブになるので、その辺りが辛いですね。

今回は、GETNETではブースの用意までは手が回らず、バスキャット・ジャパンのテント内をお借りして販売等をさせて頂きました。

会場となった今切スロープは水辺なので、お客様にルアーの動きを見せて説明するには丁度良い環境です。

時間になると、ボート部分での参加者が続々と帰ってきます。

表彰式となると、下野プロの挨拶。自分の中で、かなり懐かしい光景でした。と言うのも、自分がメーカーと契約して、初めてメーカーのイベントに呼んでもらったのは、確か20数年前のサンラインのイベント。その時も、やはり下野プロの挨拶で終わった記憶がある。

そう思うと、下野さんはマジ凄いとつくづく思う。自分が、今の下野さんの年齢になったら、メーカーのイベント呼ばれる事もなく、ガイドもできてるかどうか微妙。

若い時に勢いが有り、輝けるのはある意味当たり前。若い時で勢いが無かったら、もう先は無いからね。しかし、残念ながら人生は長い。問題は歳いってから。趣味でやっているなら、特に問題はない。しかし自分達は、このバス釣りでご飯を食べているから、先の事もかなり重要。

特に下野さんは普段から琵琶湖で一緒なので、余計に色々見てしまう。

そして、イベントも無事終了して、再び滋賀に向かって帰ります。イベントに参加する。言えば簡単ですが、さらに突っ込んで考えると、早々簡単に参加しますとも言い難い現実もある。

特に琵琶湖ガイドに重きをおいていると、その辺りは深刻。基本、週末は稼ぎ時なので、そこにイベントが入ると、それだけで収入が確実に減る。さらに言えば、ガイド代に変わるギャラは、ほんの一部の看板プロ以外は無いだろう。

自分もやはり、イベントの前後はガイドで埋めており、移動日に一日を空ける事は未だに中々できないのが現実。自然と寝る時間を削るしかない。

しかし、全てを目先のギャラで計算すると、それはそれで先が無いのも身を持って経験してきたので、自分はできるだけ参加するようにしている。

アウェイの地でしか経験できない事、人と人の繋がり。それは将来、はるかに一日のギャラを超えるかもしれない。さらに自分がアウェイの地に行けて楽しいと思えているのも行動の原動力になっている。

そして、こうやって同じモチベーションで、一緒に行動してくれるバスキャット・ジャパンのスタッフやGETNETのスタッフが側に居てくれるのも本当に助かっている。本当にいつもありがとうございます。

最後に、こういった機会を提供して下さったサンラインさんにも感謝です。ありがとうございました。次は、この四国の地で、展示ではなく、最新のバスキャットを走らせに行きたいですね。