今年の春はかなり楽しみ。と言うのも、やっと自分が「これや~!!」思える巻物専用ロッドが本格的に出来上がり、人前で使えるようになったので、例年以上に巻きが楽しくなりそう。
さて、その巻物専用ロッドですが、それは既に先週あたりから発売されたゾディアスの170M-Gというモデルで、グラスコンポジット。カーボンとグラスが混ざっているモデルです。
南湖で有れば、ディープX300まで使えればOK。MAX4,5mまでをトレースできれば事足りる。その範囲なら、このゾディアス170M-Gで十分カバーできている。
できればもう少し、長さがほしいとも思えるが、ロッドの重さが何と140g。グラスが60%近く占めているにも関わらず、この軽さは、ある意味驚異で、琵琶湖で一日フルキャストするには、本当に助かっている。
実際、ディープクランクをリトリーブする時に楽かそうでないかは、ロッドよりもリールが影響がする場合が多い。しかし、琵琶湖のように腰を入れてのフルキャスト時には、ロッドの影響が多くなる。
この写真は、少しオーバー気味となるが、20g程度のルアーを170M-Gでキャストしているところ。ロッドがロスなく綺麗に曲り、バッド部分の径を少し太くした事で、予想以上にトルクフルになっている。
ショート、ミドルキャストのキャスタビリティーに置いても、ロッドの弾性を上手く利用でき、かつ40%のカーボンで、キャスト時のブレブレ感がこれも上手に抑えられているので、重宝している。
しかし、そうなると気になるのが、エクスプライド170M-CRとの差となってきます。
リールなどの機械ものと違い、ロッドはアングラーの感性によるところが大きいので、感じ方は変わってきます。
船長的に言えば、この二つのロッドは、同じ巻物ロッドですが、性格が違うので、ある程度使い分けができております。
まずエクスプライド170M-CRはグラスコンポジットとはいえ、グラス素材が30%程度なので、かなりパリッと感が有ります。なので、何かを感じながら、さらに波動の弱いルアーを使う、また載せるより掛けにいく必要が有る時は、こちらのフィーリングが良いかもしれません。
例えば、琵琶湖なら、ウィードに掛けたり、外したりするなど、ウィードへの微妙なタッチ感が必要な時。またバイブレーションなどの比較的、波動の弱いルアーを使用する時。
また5月連休を超え、ウィードが多くなり、そのウィードを切る必要が有る時は、このエクスプライド170M-CRのパリっと感が良い仕事をします。
それと比較して、ゾディアス170M-Gのグラス素材は60%程で、素材の含有量からみても全然異なります。簡単に言えば、メインのグラスという肉をカーボンという皮でうまく締めている感じです。
シマノの技術で言えば、ロッドの縦方向に関してはベリーからバットに掛けての部分でカーボンを多く使用して補強。さらに、最後の仕上げとして、ハイパワーXのカーボンテープで表面を締めて、ロッドのネジレを防いでいる構造となっております。
実際の釣りにおいては、グラス特有の粘りが上手くでているので、クランクベイトなどのヘッドを左右に振るタイプのルアーに対して、その動きを殺すことなく、ロッドがついていく感じで、よりルアーの性能を引き出している感じが有ります。
さらに、非常に粘るので、リアーフックへのキスバイトをはじかれる事なく、フックアップでき、またファイト中にも、魚の急な突っ込みにも、フレキシブルに対応するので、バレも少なくなってきます。
まさにこれから、始まる早春のクランクにおいては、このゾディアス170MーGはお勧めの一本ですね。巻物専用として、持っておいて損はしないロッドに仕上がっております。
明後日から開催されるキープキャストではシマノも出展します。もちろんゾディアスも展示されているので、この機会に手に取ってみて下さい。解らない事が有れば、シマノ・スタッフをつかまえて、色々聞いてみて下さいね。
もちろん、GETNETブースで私に聞いて貰っても結構ですよ。
ついに発売となった悪路ジグ、いったいどんなラバージグなのか、この動画を観て貰えればと思います。